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学校教育においてのタブレットの活用について

学校教育において、タブレットの活用がますます進んでいます。先日、職員会議でも校長がタブレットは文房具、日常的に使えることがこれからの学校教育においては重要である、ということを話されていました。本校は、県内他校と比べてもハードの整備は進んでいることは間違いありません。生徒たちはよりインタラクティブな学習体験を得ることができ、教師たちはより効率的に授業を進めることができます。

タブレットを使った学習のメリットは多岐にわたります。例えば、タブレットを使用することで、生徒たちは自分のペースで学習を進めたり、自分の興味に合わせた学習をすることができます。いわゆる個別最適化です。また、タブレットを使った学習は、従来の紙ベースのテキストブックに比べて、より鮮やかでインタラクティブなコンテンツを提供することができます。これにより、生徒たちはより楽しく、そしてより深い学習体験を得ることができます。私も以前では考えられなかったインタラクティブな授業が少ない労力で実現できています。勤務の効率化にも大いに影響しています。

しかし、学校教育におけるタブレットの活用には、いくつかのデメリットもあります。例えば、タブレットを使った学習では、生徒たちが画面に集中するため、目の疲れや首の痛みなどの問題が起こることがあります。また、タブレットを使った学習は、インターネット接続が必要であるため、ネットワーク環境が整っていない学校では、学習に支障が出ることがあります。さらに、タブレットを使った学習は、従来の紙ベースの学習に比べて、生徒たちが情報を整理する能力が低下することが指摘されています。これは、タブレット上で情報を見る場合、情報がばらばらに表示されるため、情報を整理する必要がある場合でも、生徒たちが整理しにくいということが原因です。物事には表があれば裏もあります。トレードオフなのは、あたりまえです。

さまざまなことを鑑みても、これからの未来を担う人材の育成において、学校教育でのタブレットの活用は避けては通れないと確信しています。使わないのではなく、使っていく中でトライアンドエラーを繰り返していった学校こそ、未来志向の学校だと私は思います。

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